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福祉コラム:ケアラーについて

障害福祉に関するコラムや関係ありそうでなさそうな小ネタ・情報などを載せていく
月2回の連載(予定)の第1回目です。

第1回目の話題は【ケアラー】です!

ここ数年でヤングケアラーという言葉を耳にする機会が私の周りでは増えてきてます。
ヤングケアラーはおおむね18歳未満のケアラーの方々を指しているらしいです。

ではそもそも【ケアラー】って?となり、調べたところ…

【こころやからだに不調のある人の「介護」「看病」「療育」「世話」「気づかい」など、ケアの必要な家族や近親者、友人、知人などを無償でケアする人のこと】※1
というのを見つけました。介護、看病、療育など1個1個は昔からよく聞く言葉です。

私の感覚では「生活する上でケアが必要な人たちのケアをする身近な人たち」を包括的にさす言葉としてとらえました。
ふと思ったのが、「これって結構な人数が当てはまったり、現在はそうでなくても今後あてはまる可能性の高いんじゃ?」って事です。

老人介護という部分を見れば、人間誰しも年を取るわけでケアしたりケアされたりすることは予想しやすいことだし、
逆に看病の点では自分や家族、身近な人がどこで誰がどんな風にケガや病気をするかなんて具体的には分からないものの、それ自体は日常生活で十分にありうることで、実際に自身や身近な人に降りかかったり、そういう状態になった知人や同僚、近所の方などを見聞きすることも多いかと思います。

平成22年度にNPO法人が行った実態調査※2に5世帯に1世帯はケアラーがいらっしゃって、ケアラーの年齢層は40歳未満から80歳代まで、その方々がケアをしている相手は10歳未満から90歳以上とかなり幅広くなっています。

ここから読み取れることは、人生のどの段階においても誰かをケアしたり、またはケアされたりする事が起こりうるということです。

自身や身近な人がそうなったときにどうするのか、どんなことができるのか、どんなしんどさが待っているのか、つらくなったときどうすればいいのかを、予め考えたり色々知っておくというのは自分や身近な人を守ることに繋がっていくかもしれません。

最後になりますが、近々あるイベントの紹介です。

障がい者合同就職説明会 クローバー就職フォーラム in 大阪が2025年6月22日(日)にOMMビル 2F展示ホールにて開催されるそうです。
ご興味のある方は、ホームページで詳しい情報をチェックしてみてください。

出典引用
※1:日本ケアラー連盟
※2:平成22年度 厚生労働省老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康推進等事業 家族(世帯)を中心とした多様な介護者の実態と必要な支援 に関する調査研究事業
主催:NPO法人 介護者サポートネットワークセンター アラジン 協力:ケアラー連盟