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2025.11.30 お役立ち情報
デフリンピックを見て

東京2025デフリンピックが11月15日から26日まで開催されていました。
関西住まいだと中々東京やその近郊で開催される大会を見に行くのは難しいですが、Youtubeのライブ配信やそのアーカイブがあったので見ていました。

最初に見たのは男子バスケのアメリカvsカナダでしたが、やっぱりアメリカは強いです。
1Q(クォーター) の時点で30対4くらいで、さすがバスケ発祥の国だなと感心しましたし、日本勢も前回大会の30個を超える51個のメダル数で過去最高数を記録し大活躍しました。

このデフリンピックは、約100年前の1924年パリで開催された第1回世界ろう者競技大会が2001年にデフリンピックへと改称したとのことです。今大会で25回目となりますが、日本開催は初めてということもあり国内におけるメディアやSNS等の発信数が多くなったのではないのでしょうか。かく言う私も普段見ているスポーツ系Youtuberの方が代表選手の紹介や練習などを紹介する動画で知りました。

大会では様々な工夫で、きこえない・きこえにくい選手に競技に必要な情報を視覚的に伝えていました。
例えば、先ほどのバスケットボールの試合では審判の笛以外に、LEDランプの点灯で選手に試合の情報を伝えていたり、柔道では審判が選手に触れて待てを知らせていたり、抑え込みのジェスチャーも選手の視界に入るような位置で行われていました。
もちろん選手間や選手とコーチの間のコミュニケーションには手話を用いていました。

似たコンセプトの競技大会であるパラリンピックと違うなと感じたのは、パラリンピックだと義手義足や車椅子などの競技用途の装具がありますが、このデフリンピックだと先述した視覚的に情報を伝える工夫以外、要は選手自身に何か専用の装具や機器を身に付けておられないという点です。
補聴器などの機器は外した状態で競技を行うという大会上のルールもありますし、仮に着けられていたとしても、今回見たYoutubeの動画では分からないと思います。

ここで思ったのが、一見しただけでは分からない障がいのある方への接し方についてです。
聴覚障がいの方もですし、内部障がいや精神障がいの方なども一見しただけでは判別が付かない方も居られます。
そうした方に何気なくとった言動が何か嫌な思いをさせたり、公平さに欠ける行いと感じさせてないかなぁとふと思いました。

そういった事に自分自身で気づいていけるアンテナも大事だと思いますが、それよりも大事なのが相互のコミュニケーションと気軽に相談できる空気感なのかなと感じた節があります。それは選手間などあらゆる所で日常そこまで見かけない手話で話されていたからです。

というのも、仮に全人類が手話を使えたとして、手話で話しかけてきた人には手話で話し返すと思います。
しかし実際はそうではないですよね。
仮に道をたずねたりする時に手話で話しかけられてこられる方は少ないでしょう。それは尋ねた相手が多分手話を知らないだろうという経験則的なものからきていて、そこに気軽さや相互コミュニケーションの壁があるように感じます。

こういった壁が少しずつなくなり、互いに気軽にコミュニケーションを取れるような状態になれば、世の中がもっと住み心地のいいものになるんじゃないかなぁと大会Youtube配信を見ながら考えたりしていました。

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